人中短縮術(リップリフト)

lip lift

人中短縮術(リップリフト)

人中短縮術は、鼻の下の皮膚や口輪筋を切除して上唇との距離を短くする手術です。
リップリフトとも呼ばれます。
人中が長いと、老けて見えたり間延びした顔の印象になってしまします。
鼻下を短くすることで、鼻と口の距離が縮まり、顔全体のバランスが整い美人顔にすることが可能です。

また、術式の工夫により、単に人中を短くするだけではなく人中の厚みを変えて、
この症例のように、口元の盛り上がった感じ(こんもり感)を改善したり、唇を上向きにカールさせることでCカールを作り可愛らしい印象を作ることが可能です。

eクリニックでは人中短縮術を行う場合「傷跡をきれいにする」「鼻の形を整える」「口元を引っ込める」といった3点に重きを置き手術を行っています。

人中とは

人中とは

人中とは鼻から上唇の間に山なりになっている部分を言います。
「じんちゅう」や「にんちゅう」と呼びます。
中央の凹んでいる部分を人中窩といい、その両側の山になっている部分を人中陵と言います。
人中が長いと小顔の方でも長いのっぺしとした顔の印象を与えてしまいます。

人中短縮術は
こんな人におすすめ

人中短縮術はこんな人におすすめ
  • 人中を短くしたい
  • 口を引っ込めて見せたい
  • 上唇を厚く見せたい
  • 内側にまかれた上唇を
    その向きに外反させたい
  • 中顔面を短く見せたい。
    面長を改善したい
  • 鼻柱を下げたい
  • 横から見て口が出っ張っている感じを
    改善したい
  • 加齢や歯科矯正で伸びた人中を
    元に戻したい
  • 笑った時に歯茎が見えない状態から
    適度に歯茎が見える状態にしたい

口元の黄金比

口元の黄金比

人中短縮術で単に鼻と上唇の距離を短くしたからと言って、美人顔になるわけではなりません。
鼻と上唇の距離が長すぎると顔の下半分のスペースが広くなり、口元が強調されてしまいのっぺりした印象の顔になってしまいます。
一方短すぎると、顎が長く見えてしまい顔全体のバランスが崩れてしまいます。
顔の下半分が美しく見える比率は、鼻と上唇の頂点の距離を1としたときに、下唇のボトムラインと顎下の距離が2の場合になります。
この比率は口元の黄金比と呼ばれています。

手術方法

  1. 鼻腔底隆起の場所の説明

    STEP1

    鼻翼の下に鼻腔底隆起がある場合とない場合では
    デザインが異なります。
    鼻腔底隆起は鼻翼の下にある土手のことで、
    ラテン語でノストリルシルとも呼ばれています。
    一般的にこの鼻腔底隆起を残すか残さないかで2種類の切開方法がりますが、この2種類のみの方法では鼻の下のバランスが崩れてしまう場合があります。
    鼻腔底隆起がない場合は、
    傷を隠しやすいので鼻の中に傷跡を作ります。
    しかしそうすると、
    鼻の形が変形してしまう恐れがあります。
    一方、鼻腔底隆起を切除してなくしてしまうと、鼻の下の土手がなくなるので平面的になりのっぺりしてしまう場合があります。
    そのため当院ではこの2種類に加えて鼻の下のバランスを考えて、鼻の中を切開して傷跡を鼻の奥に隠しつつ、鼻の変形を防ぎ自然になるように土手の一部は切り取りますが、土手の一部を外側に残す切開方法を採用しています。
    この方法は切開デザインが複雑になるので一般的には手術の難易度が上がると言われていますが様々な症例検討の結果、お客様の満足度が最も高いです。

  2. 人中短縮術の解説図

    STEP2

    鼻の下の余分な皮膚と口輪筋を切除して縫合すると、切除した分上唇が引っ張られるので人中が短くなります。

  3. 人中短縮術の縫合の説明図

    STEP3

    切開部分を縫合します。できるだけ傷跡が鼻の中に隠れるように丁寧に縫合します。

手術後に鼻の穴が
大きく見えてしまう原因

人中短縮術で鼻の穴が見えてしまうケースの説明図

人中短縮術をすると
鼻の穴が大きく見えてしまう場合があります。
鼻の穴が大きく見える場合は、斜め上方向に鼻翼(小鼻)が押し上げられてしまう場合と、人中の中央が下に引っ張られてしまう場合の2種類あります。
これらの原因はデザインの方法にあります。

人中短縮術のデザイン

人中短縮術のデザイン

人中短縮術の術後に鼻の穴が大きく見えないようにするために、手術前のデザインが非常に重要になります。
当院では術後、鼻の穴が大きく見えないようにお客様の鼻と口元の状態に合わせて、経験則を踏まえながらオーダーメードで綺麗にデザインしています。

鼻翼の広がりと後戻りを防ぐポイント

鼻中隔軟骨の場所の説明図

eクリニックでは人中短縮術を行う場合、
ただ皮膚を切開して縫合するだけでなく切開後、組織を鼻中隔軟骨に固定して口輪筋の筋肉同士も固定します。
そうすることで、この図のAの人中の鼻の付け根の部分がグイっと上に上がるため、
鼻翼が広がる事や手術前の状態への後戻りを防ぐことができます。

鼻翼縮小術と鼻翼挙上術の併用

手術後の小鼻の幅が変わらない説明図

鼻翼が下がっていて上にあげたい場合は、
あえて小鼻を斜め上に持ち上げる方法をとります。
人中のAの部分を多く切除して、Bの部分を少なめに切開すると、鼻翼が広がります。
鼻翼が広がったら鼻翼縮小術も併用します。
また鼻翼挙上術を併せて行うことで小鼻を広げずに理想的な人中短縮手術を行うことが可能です。

鼻翼挙上術を併用した症例

人中短縮術と鼻翼縮小術を併用した症例

人中短縮と鼻翼挙上術を併用した症例です。
鼻翼(小鼻)と鼻柱のバランス(ACR=alar-columellar relationships)は鼻柱が下に長く、
鼻翼と鼻柱を線で結んだときに下向きの三角形になることが理想と言われています。
この症例は人中短縮術と併用して、
鼻柱を少し下げ、鼻翼を上にあげています。
それにより人中だけでなく鼻のバランスが整えました。
また手術前は鼻の穴が縦長だったので人中短縮のデザイン時に、鼻腔の下縁を押し上げて鼻の穴を見えにくくしました。
人中短縮術は手術方法を誤ると小鼻が目立ってしまう場合がありますが、
当院では豊富な研究結果からこの症例のように術後も小鼻の幅を広げず、むしろ小鼻を目立たなくさせる人中短縮術も可能です。

Cカールリップの形成

Cカールリップの症例

eクリニックでは人中短縮術を行う際に
ヒアルロン酸やボトックスを併用しなくてもCカールリップを形成することが可能です。
Cカールリップとは上唇が上向きの内側にカールして人中がアルファベットのCのようにカーブしている形状をしている口元のことをいいます。
ヒアルロン酸やボトックスを注入して形成するわけではないので、基本的に半永久的にCカールリップを手に入れることができます。

単純に唇を引き上げる場合

単純に唇を引き上げる場合のデメリットの説明図

一般的な美容クリニックの場合、単純に人中の皮膚と真皮、筋肉の層を1つの塊としてまとめて切開し上に引き上げます。
ただ、このような手術方法だと単純に垂直方向に上唇が上がるので、笑った時に歯茎が見えてしまうガミースマイルになってしまいます。
また切開するラインが上の部分(図ア)と
下の部分(図イ)とで皮膚の厚さが違うので切開する深さが違います。
皮膚の厚い部分と薄い部分を縫合するため、
段差ができてしまい口もとが盛り上がりこんもりとしてしまいます。
横顔で美しいといわれるEラインを作ることができません。

eクリニック式人中短縮術

eクリニックの人中短縮術のポイントを説明している図

手術後に口元がこんもりしないようにするために、
eクリニックでは「①鼻柱基部と人中の縫合面をカーブするように縫合」、「②真皮や口輪筋を削って薄くする」、「③上唇をカールさせる」といった3つの事を重点的に行っています。
この3点を適切に行うことで、骨切りなどをせずにも口元を引っ込めることができます。

鼻柱基部は切開して縫合すると伸びてしまいます。ただ術式によりコントロールすることが可能です。
口輪筋を適切に処理し、鼻中隔軟骨にしっかりと固定することで皮膚を動かなくすることが可能です。
しっかりと固定しないと、鼻柱基部が伸びてしまいます。
鼻中隔軟骨に縫合する際に糸のテンションを調整することで、鼻柱基部の伸びを調整し、鼻柱基部と人中の縫合面が綺麗にカーブするように縫合しています。

上唇をカールさせる

口元の皮膚の断面図

人中は大きく分けて、皮膚、真皮、口輪筋の3つの層に分かれています。
eクリニックでは、人中を切開する際に皮膚と真皮と口輪筋の3つの層を分けます。
口輪筋は下の部分は変えずに上の部分を持ち上げます。そうすると上の部分だけローリングします。
そして、口元をこんもりさせないために、口輪筋と主に真皮を薄く削ります。
すこしリスクがある処置のため一般的には行いませんが、当院の場合この処置を行ってトラブルになったケースは1度もありません。
そのためしっかりと要所を抑えればリスクがほぼない処置になります。

術後のガミースマイルにならないための予防

上唇をCカールを形成した症例

eクリニックではガミースマイルにならないように人中短縮術を行っていますが、術後にガミースマイルになる確率も少しあります。
ただ、 4㎜切除して1㎜なる程度なので気にするほどではありません。

もともと、唇が内向きでプルンとしていない方の場合、
内側の唇を外にローリングするように手術をほどこすと上唇の上の層だけカールし、
その分、唇が厚くなるのでガミースマイルを防ぐことができます。
そして、この症例のように上唇が下を向いている場合、上唇をカールさせることで、
下唇との突出の差をなくし、上唇が出ている感じを解消することができます。

万が一、唇が厚いことを気にされるなら唇縮小手術を併せて行うことで解決することができます。

Down time

ダウンタイムや注意事項


副作用 だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱などを生じることがあります。
治療部位に熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。
感染が起きた場合は、内服薬の服用や抗生剤点滴投与を行い、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは新たに切開し膿を出すなどの処置を行います。
放置すると傷跡が残りますので、そうなる前に治療が必要です。

【稀に起こること】
糸が外れたり、傷口の治りが悪く、傷口がひらいてしまうことがあります。傷が開いた場合は、再度縫合します。
皮膚の下の組織を縫合した糸が露出することがあります。そのままにしておくと感染や傷跡の原因となるため、早急に抜去が必要です。
左右の大きさ、厚さが揃うように調整しますが左右対称にはなりません。
元々ある左右差や切除する粘膜や皮膚の量が左右で異なることが原因で、形や大きさ、厚さに左右差が生じることがあります。腫れている間は、仕上がりよりも左右差が目立ちます。腫れとは関係なく、もともとある左右差は解消されません。
腫れ・痛み等 術後1 週目までは目立つ腫れが生じますが、2週間~3週間週間ほどで落ち着きます。腫れが引いた後も患部には浮腫が残り、つっぱりが生じ動かしにくく感じる場合がございます。
お口周りのお施術は鼻下から上唇にかけて厚みを感じたり小鼻が広がって見えることがあります。
1ヶ月~3ヶ月程度で落ち着きすっきりと見えてきます。
内出血が強めに出た場合は腫れが長引く事があります。
粘膜の傷の場合、治りが良く傷跡もきれいになります。皮膚切開の場合、創部の傷の赤みは数ヶ月かけて白っぽい線へと変化し改善していきます。
術後3ヶ月程は硬くなりますが、徐々に柔らかくなってきます。
注意事項 術後は極力、口元を動かさないようにお過ごしくださいませ。傷痕の悪化につながります。
・会話は可能な限り控えてください。
・ストローを使用するものでのお食事は避けてください。
・傷痕を見るために患部を引っ張るような動作は縫合部に負荷をかけている状態です。
絶対にお止めください。
・お食事の際に大きな口を空けないよう、少量ずつお口へ運んでください。

術後の注意事項と過ごし方

ダウンタイム

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 50,000円(税込55,000円)

このページの監修医師

監修医師
医師
円戸 望
経歴
富山大学医学部医学科卒
高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
Fort Wayne Parkview 病院
厚生連高岡病院
金沢医科大学付属病院
湘南美容クリニック新宿本院
湘南美容クリニック新宿南口院
湘南美容クリニック新潟院 院長就任
湘南美容クリニック金沢院 院長就任
監修医師
医師
野原 淳司
経歴
2006年 富山大学医学部卒業
富山大学附属病院研修医
金沢大学附属病院麻酔科
厚生連高岡病院麻酔科
高岡市市民病院麻酔科集中治療科部長
2021年 現職
資格
日本医師会認定産業医
麻酔科標榜位
麻酔科専門医
麻酔科指導医
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